2000年12月13日水曜日 時折、北を向いた玄関のガラス戸がバタバタいう。渇ききった道を白いビニール袋が這うように舞う。まるで西部劇の1シーンのように、荒涼とした、黄色い景色だ。冬に生まれたわたしは、冬に死ぬ
のだろうか。できればワイアット・アープに一発の弾丸で殺されたいものだ。
身体の動きがとても鈍い。寒さのせいならちょっと早すぎる。まだ冬はそんなに大風呂敷を広げていない。ダイエット・フードで力がでないのなら、胴回りはそれほど痩せていないし、尻はまだ大きいから、わたしはこのフードを売りつけた女性獣医を恨むだろう。だいたい獣医という人種は動物を生き物と思っていないところがある。わたしがいくら傷つけられたところで、器物破損にしかならないといっても、耳の中に直に薬の溶液を入れて洗わなくてもいいじゃないか。わたしはそのたびに目が眩むのだ。早く国会で、動物愛護と器物破損という矛盾を討論して欲しいものだ。国会がだめなら、朝生TVでもいい。
ああ、今日もめいっぱい寝てしまった。そしてつまらぬ
ことを考えていた。折角、久しぶりに日記を書いたというのに。
ハドソン |